公竹斎のブログ

新潟市在住、還暦すぎです、清掃パート職、はてなダイアリーと併用しています

小田原の叔父さん

2泊3日で小田原に住む叔父さんが、わが家に遊びに来た。なにか用事があったわけでなく「最近弱ってきて、このままだとぼけてしまいそう、そうならないようにそちらに行く」という変化を求める旅のよう。

住金系の企業に勤め、仙台で退職したが住みよい街だということで仙台にマンション買って終の棲家とするつもりだったのに、あの震災で被災者に。横浜に住むお嬢さん一家の下で避難生活するうち奥様を病気で亡くしてしまった。

いろいろあって諸行無常みたいなのを感じたのか、娘さんの家を出て小田原にアパート借りて一人住まいしている。箱根の日帰り温泉にバスで通って銭湯として利用し、小田急で新宿に出て寄席に通う。悠々自適の暮らしだと昨年もわが家を訪ねてきた際には、楽しげに語っていたけれど、この度はなんだか大分くたびれてみえた。先日誕生日を迎えて79歳だとか年齢相応に老けて痩せて顔色も悪い。タバコは死ぬまで止めない!というけれど、夜中に何度かすごく苦しげな咳をしていた。本当に特に何をするでもなく2日を新潟で過ごし「そろそろ帰るわ」といって、帰っていった。ロング・グッドバイみたいな気持ちかもしれず、だからと言って何と助言のしようもなく、複雑な気分ではありました。湘南なんて気候もよくて冬も暖かい、大企業に長年勤めていたから年金もそこそで温泉ずきで落語好きなら最高の暮らしのようだけれど、咳こむ姿が全然幸せそうではないので傍で話を聞いていても、なんとも困ってしまうよね。「他人の家に行くのは好きじゃないんだが、姉さんの家なら気にならないから」と言ってくれたので、元気なうちは通ってほしいんだがな。

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