公竹斎のブログ

新潟市在住、還暦すぎです、清掃パート職、はてなダイアリーと併用しています

氷解

NHK「ラジオ深夜便」のラストに「今日の誕生花」というコーナー、9月8日の誕生花はタマスダレ(玉簾)、わが家の庭にもこの時期勝手に生え花をみせる。わが家では数年前に誕生花のカレンダーをトイレに置き、昨年からどこぞのホームページから探してきた花の写真をプリントアウトしてトイレに貼っていて、今日は「かぎけんWEB」中の花図鑑。でもって、タマスダレの学名がZephyranthus candida=ゼフィランサス・カンディダだそうです、英語名でもゼフィランサスみたい。
それを知って、わたしは急に閃いたのです。ゼフィランサスって「春と修羅」のあのむにゃむにゃのことじゃないのかしら?
春と修羅」の“あのむにゃむにゃ”は、まあみなさん高校生の頃の記憶にあるんじゃないのか。


四月の気層のひかりの底を
唾つばきし はぎしりゆききする
おれはひとりの修羅なのだ
(風景はなみだにゆすれ)…


というあれですね青空文庫。そこにいくどか出てくるZYPRESSEN、45年ほど昔にこの詩を読んだときからの疑問で「何と読んだらいいんだろうか?」、自分勝手に「ゼフィレスィーンしずかにゆすれ…」とか読んでいました。植物の名前なのかと思ってはいたけど、脚注とかなかったのでスルーしたままおじいちゃんになってしまった。ああ、そういうことか「タマスダレ、いよいよ黒く…」って黒くはないんだが。
グーグルで「春と修羅 ゼフィランサス」と検索してもまったくヒットしない。春と修羅をも一度引っ張り出し「ZYPRESSEN」でググってみればなんだよドイツ語で“糸杉”だそうです。そうだねタマスダレは春には咲かない、読み方だってサイプレスだってさ…「サイプレス春のいちれつ…」なのかい?ちっとも響いてこない!ツィプレッセンって読む注釈本もあります、こっちのほうがかっこいいか。ともあれ、45年間放っておいた疑問が氷解したわけですね。

f:id:kotiqsai:20160908214543j:plain